「このページでは『オネアミスの翼〜王立宇宙軍』の企画書の1部を紹介することにしょう。。。それでも、この作品にかけた岡田、山賀の意気ごみは充分に伝わると確信する。」Studio Hard 1987, p. 48 Studio Hard[in Japanese], ed. (1987). Oneamisu no Tsubasa: Ōritsu Uchūgun Completed File. Tokyo: Bandai. ISBN4-89189-377-X.
「『作品論みたいなところで具体的に言うと、基本として頭がクラクラするような映画を作りたいですね。頭を使っためまいの遊びというか、ジェットコースターが物理的なめまいの遊びだとしたら、映画は思考的なめまいの遊びだと思ってるんです。「王立」では思想的には万華鏡的に楽しんだけれども、もう少し具体的に感覚的に遊べるものを作りたいですね。映画は整理されてすまして表現されるけど、現実はもっと混沌としてるものですよね。』」Daitoku 1987, p. 24 Daitoku, Tetsuo[in Japanese], ed. (July 1987). "Oneamisu no Tsubasa Ōritsu Uchūgun Main Staff Zadankai [The Wings of Honneamise: Royal Space Force—Main Staff Roundtable Discussion]". OUT. Tokyo: Minori Shobo.
「『王立』のときはまず作品をつくることが優先事項で、それどころではなかった。もちろん周囲には『権利はどうすんねん、確保しとけ』と言ってくれる人もいましたけど、あのときは『今 は作品ができることが大事。そういうことを主張するよりも作品の完成度を上げることに集中しよう』と、最初に申し合わせていたんです。だから『王立』の著作権は契約上、100%バンダイビジュアルにあります。もちろん法律上は監督した山賀には監督権というものがあります。またバンダイビジュアルも配慮してくれて、クレジットの表記にガイナックスも入れてくれていますし、お金も入ってきます。しかし契約上は、『ウチのモノ』ではないんですよ。」Hotta 2005, p. 36 Hotta, Junji[in Japanese] (2005) [interview conducted in April 2003]. Gainax Interviews. Tokyo: Kodansha. ISBN4-06-364643-2.