一次史料である『ヴェローナ・リスト』は不完全なリストであり、この史料によればイタリア管区は16の属州に分けられているが、以下の他の史料によれば8つの属州しか報告されておらず、相違がある(他の史料とは Venetia et Histria, Flaminia et Picenum, Tuscia et Umbria, Apulia et Calabria, Lucania, Corsica, Alpes Cottiae, Raetia である)。ローマ大学のPierfrancesco Porenaは(cfr. 外部リンク)は、相違のある4つの属州 Campania, Aemilia et Liguria, Sicilia と Sardiniaについては転写の際の誤りと推定し、管区属州は16ではなく12に修正している。一方 Jones Vol. III, p. 384は、 Emilia e Liguriaと Piceno および Flaminiaは『ヴェローナ・リスト』の時代に分割されたものとし、さらに Sannio を追加して管区属州数は15であるとした。彼は、Reziaがコンスタンティヌスの時代に既に2つの属州に分割されたと想定すれば、16属州に達することも可能であると注記している(Reziaの分割は実際にノティティア・ディグニタートゥムの時代に実施されている)。しかし転写の課程の誤記で数値が16となったということがもっともありえそうなことである。
academia.edu
一次史料である『ヴェローナ・リスト』は不完全なリストであり、この史料によればイタリア管区は16の属州に分けられているが、以下の他の史料によれば8つの属州しか報告されておらず、相違がある(他の史料とは Venetia et Histria, Flaminia et Picenum, Tuscia et Umbria, Apulia et Calabria, Lucania, Corsica, Alpes Cottiae, Raetia である)。ローマ大学のPierfrancesco Porenaは(cfr. 外部リンク)は、相違のある4つの属州 Campania, Aemilia et Liguria, Sicilia と Sardiniaについては転写の際の誤りと推定し、管区属州は16ではなく12に修正している。一方 Jones Vol. III, p. 384は、 Emilia e Liguriaと Piceno および Flaminiaは『ヴェローナ・リスト』の時代に分割されたものとし、さらに Sannio を追加して管区属州数は15であるとした。彼は、Reziaがコンスタンティヌスの時代に既に2つの属州に分割されたと想定すれば、16属州に達することも可能であると注記している(Reziaの分割は実際にノティティア・ディグニタートゥムの時代に実施されている)。しかし転写の課程の誤記で数値が16となったということがもっともありえそうなことである。