Karraker, Katherine; Stern, Marilyn (1990). “Infant physical attractiveness and facial expression: Effects on adult perceptions”. Basic and Applied Social Psychology11 (4): 371–385. doi:10.1207/s15324834basp1104_2.
Sprengelmeyer, R; Perrett, D.; Fagan, E.; Cornwell, R.; Lobmaier, J.; Sprengelmeyer, A.; Aasheim, H.; Black, I. et al. (2009). “The Cutest Little Baby Face: A Hormonal Link to Sensitivity to Cuteness in Infant Faces”. Psychological Science20 (9): 149-154. doi:10.1111/j.1467-9280.2009.02272.x. PMID19175530.
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「東京大学の精神科医であった土居健郎氏は一九五五年頃から、『甘え』という概念を提唱しました。(中略)その後、欧米でも、養育者との親密な関係に着目した愛着(アタッチメント)理論が発展し、このような心理傾向は日本人にかぎらないことが確認されました。人間が潜在的に持っている心理傾向のうち、どれが社会のなかで注目され受容されるようになるかは、文化によって変わるのでしょう。(中略)『甘え』の発想は、ベビースキーマ(ドイツ語版)の発想とは異なっています。(…)ベビースキーマ説では、かわいい対象は周囲の注意を引きつけ行動を引き起こすきっかけや手がかりとしてしか考えられていません。一方、『甘え』の発想では、かわいいと思う相手の立場からも状況を見ることができます。つまり、甘えてくる子猫を見たとすれば、自分も誰かに甘えていたことや甘えたい気持ちを思い出すかもしれません。このように、『甘え』の視点を取り入れると、『かわいい』は一方向的なものではなく双方向的として捉えられます」(『「かわいい」のちから』, p. 203-204)