Popoff著の"The Deep Purple Family Year By Year Volume One (to 1979)"によると、第1期ディープ・パープルは1969年4月1日から5月29日まで2度目のアメリカ・ツアー、引き続いて6月にイギリス・ツアーを行った。ロード、ブラックモア、ペイスはこれらのツアーの途中で、エヴァンスとシンパーを辞めさせることを決めたという。第1期最後のコンサートは7月4日にウェールズのカーディフで行われた。
1970年にテトラグラマトン・レコードが倒産したことによって、"Shades of Deep Purple"、"The Book of Taliesyn"、"Deep Purple"はアメリカで廃盤になった。ワーナー・ブラザーズ・レコードは1972年に、これらのアルバムの収録曲を編集した2枚組アルバム『紫の軌跡』を発表した。
Roger GreenawayとRoger Cookの共作。第1期のアルバムのプロデューサーだったデレク・ローレンスのThe Derek Lawrence Statementの名義で、'I Am The Preacher'の曲名でシングル発表された。レコーディングは第1期末の6月7日と12日に、正式加入前のギランとグローヴァ―を招いて極秘に行なわれた。
新作に収録された「スピード・キング」の前駆体「ニール・アンド・プレイ」と「チャイルド・イン・タイム」は、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演する前の8月下旬から、既にコンサートで演奏されていた。「チャイルド・イン・タイム」は9月24日に彼等が単独で登場した第2部でも演奏され、後年『ディープ・パープル・アンド・ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ』のCDの追加版に収録された。同年10月4日にモントルー・カジノで開かれたコンサートの音源は'Live in Montreux 69'(2006年)に収録されている。