背景分析については、シカゴ大学教授の聖書学者・宗教史家バーナード・マッギン(英語版)も中世以来の天使教皇の伝説について論じた際に言及している。彼は、実在の教皇と天使教皇の伝説を結び付けようとする風潮などが16世紀ごろに広まっていたことに触れ、その後の時代のマラキ予言に対する関心はその風潮の残滓と位置づけた(Bernard McGinn, "Angel Pope and Papal Antichrist", Church History, June 1978, pp.155-156. 肩書きは論文刊行当時)。