韓国では
女子挺身隊と
慰安婦が同じものとして、かつては間違って認識されていたことが多かった(もっとも、
慰安婦として連れ出す際に、外聞を憚って特殊挺身隊等といった形で呼ぶケース、
女子挺身隊になるものと騙して連れ出すケース等は当然あった)。この問題については、裁判や外交等でその時々でおきた事象につきしばしば正しいか、正しくないかの議論・論争が起こるものの、加害側・被害側ともに本当の意味での
歴史認識がされておらず、双方とも客観的な視点で解決することを目的に対応していないことも多い。また、この問題が、
国家レベルでの
政治的・
法的な駆引きや、
個人や
民族における
感情問題のレベルに終始し、
学術検証レベルでの調査・認識がなされなかったり、あるいは無視されてしまうことも多いというのが実状である。