近藤市太郎編『写楽』(大日本雄弁会講談社、1955年)は仲田の『写楽』を参考文献に上げ、「ミュンヘンの一書肆から1910年に出版された『SHARAKU』によって、彼はレンブラントやベラスケスにも比肩すべき世界的肖像画家の栄誉を与えられたのである」と紹介している。同書はポール・ブルームの訳により“Kodansha Library of Japanese Art Series”中の一冊『Toshusai Sharaku』(C.E. Tuttle社(英語版) , 1955年)として英訳版が刊行されている。