護衛空母 (Japanese Wikipedia)

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  • (評論家)アーネスト・K・リンドレー[35] ヘンリー J カイザー氏の建造にかゝる最初の航空母艦の進水式は注目すべき出來事であつた。商船は何人が豫想してゐた日數よりも速かに建造出來ることを立證したカイザー氏が航空母艦の大量建造に着手したのは一年前であつた。氏は昨年六月、大量生産の目標たる二種類の小型母艦の設計圖を海軍省に提出した、一つは二十七機、他は三十六機を搭載する母艦である。/ カイザー式航空母艦は補助母艦としてもつとよく知られてゐる。それは正式の母艦程の大きさ、速力、装甲及び武装がない。又一萬噸級巡洋艦を假装した巡洋航空母艦程の速力及び武装もない。速力が落ちたるため敏速な海軍特別小戰隊と共に行動し得ない。しかしながら、護送船團に對する空の護衞用及び潜水艦驅逐戰哨戒用に中々價値がある。/ 又航空機を海外に輸送するにも非常に役立つ。これら補助母艦が海岸から飛行距離内に達すれば航空機を放すことが出來る。航空機を束ねて箱に詰めて運び、それから組立てるやうな必要はない目的の海外の港灣内にまで全距離を運ぶ必要さえないのである。/ この遅速の補助母艦は早晩陸上の防衞地帶に對する空の攻勢開始に於て極めて重要な役割を演ずべき可能性がある。今後日本掃蕩戰の時が來た時に、我が方がカイザー氏の建造し或は商船を假装したこの種の母艦を百乃至二百五十隻所有してゐるものと假定して見やう その場合小型及び中型の爆撃機や戰闘機二千五百乃至八千機の空軍を運び得る。その他のことは想像に任すべきだらう。その中二十五乃至五十隻を失つたと假定しても、日本軍に對する攻撃が成功したとすれば、この損失は比較的輕少である、過去十五か月間内の潜水艦による商船の平均一ヶ月分の損失量よりも少ない。これらの補助母艦は、高速力で實大の母艦建造に要するほんの僅かで竣工し得る。油槽船又はリバチー船と殆んど同じ位速かに建造出來る。(以下略)
  • レイテ沖海戦、両軍戦闘序列を参照されたい。
  • ハーバード大學の海軍歴史家として知られてゐるサムエル・E・モリソン大佐は十三日夜『太平洋戰』に關する第六次講演を布哇大學で行つたが、その際、サマー沖(比島)海戰では航空母艦の價値を立證した旨明かにした[55] 十月廿五日(四四年)午前七時スプラーグ提督麾下護送空母艦隊の先端部隊は遙か水平線上に栗田提督乗坐の戰艦の、鐘楼のような前檣を認めた、この栗田提督の艦隊はハルセー提督のサン・バーナヂノ海峡無監視の機に乗じて南下を七時間ほど續けてゐた、かくて米空母機の出動となつて約二時間半に亘り戰闘艦四隻、巡洋艦八隻、驅逐艦十隻を撃破した、これは日本側が空軍を有してゐなかつたからである(記事おわり)