BRICsとは 日経テクノロジーオンラインのように、同じくゴールドマン・サックスの2003年10月1日の投資家向けレポート『Dreaming with BRICs:The Path to 2050』(Goldman Sachs, Global Economics Paper No:99)で初めて用いられたとするものもあるが、時系列的にオニールのレポートが先である。
BRICsとは 日経テクノロジーオンラインのように、同じくゴールドマン・サックスの2003年10月1日の投資家向けレポート『Dreaming with BRICs:The Path to 2050』(Goldman Sachs, Global Economics Paper No:99)で初めて用いられたとするものもあるが、時系列的にオニールのレポートが先である。
(ただし、2007年、中国の購買力平価ベースの GDP が基準値の変更の遅れなどで、四割減少した)EDUARDO PORTER (2007年12月9日). “China Shrinks”. New York Times. 2009年4月4日閲覧。(抄訳)NYタイムズ2007年12月9日 China Shrinks By EDUARDO PORTER「編集手帳:縮小する中国経済規模」 最近中国の経済規模が縮小したのだが、殆どの人はそれを知らない。中国経済の規模は以前に推定されていたものよりも40%小さくて6兆ドル(以前の推定は10兆ドル)である。何故そんな大幅な推定値の変化がおきたのかといえば、中国の購買力平価 (ppp) を推定することをやり直したためである。北京のレストランのヌードルが40元で、同じようなNYのレストランでは$4であるとすればヌードルのpppはドルあたり10元ということになる。多様な製品やサービスについて、同じような比較と計算を行いpppを決めることになるのだが、世界銀行は中国のpppを1980年の調査を元に計算していた。今回世界銀行が調査をやり直し、その結果はまだ発表されていないが、カーネギー平和財団のアルバート・カイデル氏がアジア開発銀行のデータを元に同様の試算を行っている。簡単に言えば、中国の物価は以前に推定されていたよりも高く、北京のレストランのヌードルは実際には50元で、pppは(10ではなく)12.5元・ドルになるという具合である。この結果、中国は以前に推定されていたよりも貧しく、経済規模は小さいということになる。この結果、世界銀行基準の貧困ライン(1日あたり1ドル以下で生活する)以下の中国人の総数は1億人から3億人に増えることになる。つまり、アメリカの総人口と同じ位の貧困ライン以下の生活者がいることになる(後略)。