、日韓基本条約第3条は「朝鮮にある唯一の合法的な政府」である根拠として国際連合総会決議第百九十五号(III)を挙げている。この決議では韓国政府を「全朝鮮住民の大多数が居住し、臨時委員会(UNTCOK)が観察・助言できた朝鮮の一部に対し事実上の統制された権限を有する合法政府(原文:a lawful government (the Government of te Republic of Korea) having effective controland jurisdiction over that part of Korea where the Temporary Commission was able to observe and consult and in which the great majority of the people of all Korea reside.)」としている。38度線以北の朝鮮(北朝鮮地域)は、北朝鮮人民委員会の立ち入り拒否によってUNTCOKの活動と政府樹立のための制憲議会選挙が実施できなかった為、この総会決議は北朝鮮地域に韓国政府の合法的な権限が及んでいると認める根拠にはなり得ない。